李王家 ボンボニエール

　明治時代より八官町（現：銀座八丁目）の時計台をシンボルに時計業界を牽引していた貴金属商、小林時計店（店主は小林伝次郎）に李王家（日韓併合時代）が造らせ下賜したボンボニエールになります。参考品は純銀製で丸い行器（ほかい）の形をした5cm程の小さな金平糖入れで蓋の中央に李王家の紋章である李花紋があしらわれています。紐も当時の物で凹みや傷の無い綺麗な状態での参考買取価格になります。李王家が下賜したボンボニエールには天皇家や宮家と同様、慶事に応じて様々な意匠の物があり状態や希少性によって価格が大きく異なります。

李王家

李氏朝鮮の王族で日本に韓国が併合されてからも王公族として日本の皇族に準じた身分を保持されていた。本邸は京城府にあった昌徳宮ですが東京赤坂にも邸宅を所有しており、その邸宅は現在は赤坂プリンスホテルになっています。日韓併合後、皇族の一員となったわけではありませんが王公族として昌徳宮李王垠（李 垠・リ ギン）と梨本宮守正王の娘、方子女王とが1920年に結婚するなど深い関係を築きました。

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